「コミュニケーション」については、このブログでも何件か取り上げたことがあるのだが、うまくいけそうでうまくコミュニケーションがとれずに相手に誤解されたり、難しそうな相手にすんなりと理解をしてもらったりと、なかなか勘所が掴みづらいのも事実。本書はビジネスコーチ・ファシリテーターとして活躍する筆者が、そんな「コミュニケーション」について、その具体的スキルをトレーニングメニューとともに紹介したのが本書。
【構成は】
第1章 まずは相手の対応と自分のタイプを知ろう
第2章 必ず知っておきたいコミュニケーションの基本
第3章 相手と良好な関係を築くための心構え
第4章 今日からできる!コミュニケーショントレーニング
第5章 一歩先に進む!コミュニケーションのコツ
となっていて、構成的には、コミュニケーションスキルの本で一番に取り上げられる、人のタイプ別対応といったところから始まって、コミュニケーションの戦略構築と心構え、そしてトレーニングの方法という順序でまとめられている。
【注目ポイント】
最初に良いなと思ったのは、人のタイプ別分析で「ドライビング」「エクスプレッシング」「エミアブル」「アナリティカル」といった類型が示されて、それぞれの対処法が紹介されているのだが、最初に
ただ、最初に活用するうえで理解していただきたい点が二つあります。
ひとつ目は、相手はこうだと決めつけて、「だから合わない」「苦手だ」と切り捨てる理由にしないことです。
この理論は、相手を分析・理解して、自分の対応をどう変えればうまくいくのかを考えるためのものです。
決して自分の能力及び誰かとの関係を、努力なしであきらめるための「言い訳理論」ではありません。
としていること。どうかすると、こうした類型論をくわしく書いて、その対応策をコミュニケーション論としているものもあるが、ここは良心的である。タイプ別の詳細については、他の本のものとあわせてまとめて紹介しようと思ってますが、まずは本書で確認くださいな。
で、第2章〜第3章にかけて、ノウハウが展開されるのだが、コミュニケーションには相手ごとに戦略を考えるべきという本書の主張は説得力がある。一つの心理的手法で誰でも大丈夫なんてのはちょっと信用できないですからね。
で、本書による、総括的な注意ポイントをあげると
対立する相手とは、「ゴール設定」から考える
とか
対話の現場では、以下の内容をこの順番で進めるのが原則です。
①相手への感謝
②相手がどう思っているか「課題意識」のヒアリング
③こちらからの提案や意見
④今後の進め方
(略)
相手からどう引き出してどう伝えるか、どんな風にわかってもらうのか。
人作戦会議の時間を事前に取り、きちんと考えたうえで、対話の現場に臨みましょう
ということで、スキルを教える本のレビューでこれ以上の紹介はネタバレがすぎると思うので、後は原書で読んでくださいな。
【レビュアーから一言】
これ一冊だけで、コミュニケーションは大丈夫、とならないのがコミュニケーション。
この本も残念ながらこれ一冊で・・・、というわけにはいかないので念の為。でも良書ではありますので、いくつか読む入門書の一つとして加えてみてきださいな。
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